lionusの日記(旧はてなダイアリー)

「lionusの日記」http://d.hatena.ne.jp/lionus/としてかつてはてなダイアリーにあった記事を移転したものです。

同床異夢?

同床異夢(どうしょう-いむ)
〔陳亮「与二朱元晦秘書一」による。同じ床(とこ)に寝ていても見る夢は異なる意〕行動をともにしながら意見や考え方を異にしていること。(@nifty辞書より)

mkawanoさんの8月27日の記事で,

教科「情報」など、現在の情報の教育の問題点は、人によって中身が異なることではないでしょうか?

と,あるのを読み,以上の言葉を連想しました。
「情報」という言葉の意味するもの(思いつくもの)が,人によって食い違うので,いろいろ問題が起こっているというのは同感です。
6月のJADIE全国大会の講演で,文科省の先生が冒頭で「情報という言葉の意味(定義)が混乱している」とおっしゃっておられ,講演の本編では先日のJSiSEと同様なことをお話しされていました。そこで「初等中等教育における教育の情報化に関する検討会」のことを知ったり,学習指導要領は「高校までのこと」だけでなく自分もちゃんと把握しておかなければいけないなと,いろいろ勉強になりました。
ところで,「情報」という言葉の意味については,知のWebマガジンenのバックナンバー内2002年11月号〜2003年10月号に,「概説情報論」という全12回の連載内で詳細に論じられています。*1斜め読みして忘れていたのですが思い出しました。記事の内容はかなり広範でいろいろな立場からの見方がなされています。「情報リテラシー」についての記述もあります。
なお,今回のJSiSE中でも,上記リンク先記事でも思ったのですが,「情報リテラシー」って,「知能」の定義にかなりかぶるのではないか,と・・・

*1:以前,「情報将校」の「情報」ってどういう意味?と思い検索していたときに見つけたページです。