川に生きるイルカたち(川にイルカ？)

8月10日のトリビアの泉で，「東大には雪男を探しにヒマラヤ山脈に行ったが見つからずイルカを研究して帰ってきた教授がいた」（68へぇ）というトリビアが紹介され，その経緯を記した本も出版されていることを知りました。
何で雪男がイルカになったのか，番組内でも説明されていましたが，あまりにも泥縄なので，盆休み前の大学図書館に走り，借りてきたのがこの本です。

川に生きるイルカたち

当時（1950〜60年代）ヒマラヤの雪男の存在について熱い論争がなされていたので，われわれも調べに行くのだ！と探検隊風味のノリがあったことは確かのようですが，”生きた化石”として雪男が駄目なら別の”生きた化石”である，ガンジス川に住むイルカを研究しようという腹案が日本を発つ前から細川東大教授（当時）にはあったそうです。
川（淡水）に住むイルカがいることなど初めて知りました。カワイルカは，海に住むイルカに比べ古い鯨類の特徴を残している点で”生きた化石”であり，鯨類の進化過程を知る上で重要であるということです。
東京大学総合研究博物館展示のページ「カワイルカ─絶滅の淵より─」（展示は終了しています）
カワイルカ類のイラスト（海のグラフィック誌「スフィア」）
ヨウスコウカワイルカのイラストと解説（SEA LOVES YOU（イルカ・クジラ図鑑）　内）
ラプラタカワイルカイラストと解説（ほのぼの動物図鑑　内）
カワイルカ科の切手（中級者による切手分類　内）
画像検索していたら，カワイルカなどシャチやイルカ，クジラ等のアイコン（Web素材）を配布しているサイト（Luina's World）も見つけました（マニアックだ）。