lionusの日記(旧はてなダイアリー)

「lionusの日記」http://d.hatena.ne.jp/lionus/としてかつてはてなダイアリーにあった記事を移転したものです。

大学病院なるものに行ってきた。

紹介状とレントゲン写真を持って,人生で初めて某大学病院に自分のことで行ってきました。
行く前に,紹介状を書いていただいたクリニックの先生に

  • 僕も大学に居たことがあるから分かるんだけど,大学病院というのは一種独特*1
  • 基本的には難しい病気を扱うところだから,あなたのような(病気・状態)のが行ったら「何しに来たん?」という感じかも
  • だからさらに別の病院に行って下さいとか,何か不愉快なことがあるかもしれないけど,困ったことがあったらこちらに戻ってきて僕に言ってくれていいから

等と言われて,「ふ〜ん」という感じでした。
特に2番目のコメントについては,じゃあ何で今回大学病院なの,と思われるかもしれませんが,近くで(当の先生が考える基準において)適当な病院がそこ以外なかったこと,また,目星はついているものの専門外で確定診断はできず,万一に備えるということがあるのではないかと思いました。
さてクリニックの方から予約していただいた時間帯に行きましたが,お上りさんの気分できょろきょろな一日でした。
紹介状があり,また,あらかじめ情報が提供されていたようなので,大学病院の初診にしてはスムーズに当該の科まではたどり着けたものの,そこから診察・検査まで1時間半くらい待ちました。
当該の科の受付で初診の問診票を書き込みながら,ふと思ったのは,

  • 随分古色蒼然とした感じのワープロ打ちコピーだな
  • 除外質問が無いので,答えるときにちょっと悩んでしまう*2

ということです。
さて診察室に入ると,担当医の先生が写真や書類?を見ながら開口一番

  • クリニックの先生によると○○ってことのようだけど,あなたのような若い人にはよくある病気なんでね(まー別に大したことはないんだけどね,別にうち=大学病院に来るようなもんじゃないかもしれないんだけどね,的なことが後に続いても違和感なさそうな口調のような・・・)

とおっしゃったので,内心爆笑*3しました。あの先生の言われた通りじゃんって。
でもこれフツーの人が予備知識が無いまま言われると,うわっと思いますよね,多分。
その点で最初のクリニックの先生には改めて*4感謝しました。
診察の後,検査を受けて,さらにMRIの予約と検査結果の説明のための再診の予約をとりましたが,電子カルテの画面をチョイチョイと操作するだけで,検査スケジュールの空きチェックから予約まで,あらゆることがクリックひとつで出来るような感じになっているのがすごかったです(←ちょっとバカっぽい私)。
でもカルテの電子化+あれこれのシステム化は,すなわち医師が(PC画面ばかり向いて)患者の方を向く時間を結果として削っているような印象も受けました。
ま,今回の場合,自分的には気になりませんが,知人が生活習慣病で別の某大学病院に通っていて,診察時に主治医がこちらを見ずPC画面しか見ないと怒っていたのを思い出しました。
こちらを向いて欲しい場合は,街のクリニックの方が適当なのかもしれません。
病院ってよく分からないけれども色々なんだろうなあ,多少事情が分かっていれば立体的に考えられるんだろうけど,シロートには難しいよなあと感じました。
(追記)
電子カルテ」と書いたけれども,後でよく考えてみるとカルテそのものは紙だったかもしれません。だから検査オーダーとか,本人の検査履歴や投薬歴を見られるシステムだったのかもしれません。
いずれにしても検査オーダーについては非常にシステム化されていました。
診察後血液検査が指示されましたが,それは採血専用の部屋(各診療科共通)に行き,機械に診察券を通すと,検査受付票みたいなのが印刷出力されるので,それに記されている番号を持ち,待合室のディスプレイ上でコールされるまで待って,その番号が点滅しているコーナーに行って採血してもらう見事な流れ作業っぷりでした。

*1:確かにクリニックのホームページには出身大学の講師という履歴が書かれていたと思い出す;ただし今回紹介いただいた大学とは別のところ。

*2:さらに,質問内容が人によってはこの時点でプチ嫌な気分になるかもしれないとも思った

*3:もちろんあくまでも内心のみの爆笑

*4:この件だけじゃなく,あらゆることに感謝していますけれど。