アダム・スミス―『道徳感情論』と『国富論』の世界(知ってるつもりの誤解。)
アダム・スミス―『道徳感情論』と『国富論』の世界 (中公新書)
- 作者: 堂目卓生
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2008/03/01
- メディア: 新書
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つまり、互いが互いの行動を洞察しながら行動する同感(sympathy)という原理が土台となり、そのうえに自由な資本主義や民主主義が建てば「見えざる手」が機能するという思想です。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/money/20091001/206046/?P=2
(中略)
スミスが言う同感のように、共に感じること。その想いが資本に化けて、「見えざる手」によって集まってくる。ナレッジ資本主義には、実は経済学の王道と同じ脈が走っているのです。
この記事を見て、興味を持ったので読んでみました。
アダム・スミスの『国富論』および、その中の「見えざる手」のことは、経済学をまったく知らないlionusでも知っていますが、その真意は前著の『道徳感情論』の思想を踏まえた上でないと理解できないどころか、誤解釈を生むだろうことを実感しました。
事実、lionusもちょっと知ってるつもりの誤解者だと思いました。
それぞれ原典に当たってみたいと思わせる好著です。*1