イヴの乳―動物行動学から見た子育ての進化と変遷(動物行動学からみた家族の起源。)
”動物の子育て”から,ヒトの親子関係,家族関係について比較行動学的に論じている資料はないかなと検索していたら,
人間の家族:動物行動学から見た家族の進化・変遷・そして崩壊
こんなページを見つけました。先日はアクセスできたのですが,今日はアクセスできないので,archive.orgへのリンクを貼っておきます。
さらに,この講演をされている小原嘉明先生のお名前で検索したところ,
- 作者: 小原嘉明
- 出版社/メーカー: 東京書籍
- 発売日: 2005/01
- メディア: 単行本
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「ですます調」で書かれている,どちらかというと一般向けの本です。
自分の遺伝子の増殖をはかるための動物の繁殖行動についてのお話からはじまり,最終的には,ヒトの雄と雌がそれぞれの立場から最も効果的に子=自分の遺伝子のコピーを多く遺すために最適進化した結果,雄雌共同して子を育てる「家族」という関係を形成するに至ったと書かれています。進化の過程は過去のことなので,様々な「状況証拠」からの論であり,議論の余地は色々あるでしょうが,とても面白かったです。満足満足。