正倉院展。
仕事帰りに奈良国立博物館で開催中の，正倉院展に出掛けてきました。
第57回 正倉院展（奈良国立博物館公式サイト）
千年以上も前にこれほど細密な細工ができていたのは驚きですし，木造の建物（校倉造）の中に収められていてよくぞこれだけの美しさを保っていたことも驚きでした。
白英や象牙で作られた碁石が小さくてつやつやしていて可愛らしく，ひとつ持って帰りたくなりました。その他にも時代を超えたセンスの良さが感じられる宝物が沢山です。
lionusが出掛ける前に参考にしたページです：
正倉院展案内
正倉院展が毎年開かれていることは知っていましたが，例年それぞれテーマが決まっておりバリエーションがあることは知りませんでした。このページの管理人さんは毎年通っておられる”通”のようです。
・・・それにしても月曜日だというのに人が沢山。宣伝ポスターに使われている目玉の展示物（木画紫檀棊局（もくがしたんのききょく）；碁盤）の前には人だかりができていて，有名神社の初詣のように観覧の列がじりじりと進む状態でした。その列の中に埋まり，すり足で進んでいると，後ろからおばさんの団体が圧力をかけてきてかなり気疲れしました。同性という心安さか，lionusの背中にぴったり貼り付いて，同行者と声高に「や〜何これ，すりこぎみたいやん」など語り合うのはいいのですが，耳元すぐで声を出されるので，その度にぞぞぞっと背筋が気持ち悪く冷汗をかきました。
＃すみません，文句ばかりで。
しかし，列が進むと適度に人口密度がこなれてきて，自分のペースで回遊できる余地があったのでよかったです。*1
今日は何も買いませんでしたが，ミュージアムショップのハンカチーフは正倉院宝物のモチーフが使ってあったり，珍しい上に美しいのでお土産にはおすすめです。*2
