石を投げないでください。

授業の合間の休み時間に，仕事先の専任の先生（以下N先生）と大学院生時代のお話をしていました。N先生はlionusと同じ大学の理学部のご出身なのですが，院生時代はもちろん，オーバードクター以後も，出身研究室には自分の机があったそうです。うらやましい。lionusの研究室なんか院生時代からどこにも居る場所がなかったので，自分で独自の分野を開拓しました（涙
やっぱり文学部と理学部の環境の差なんでしょうか。
話はそこから，大学院終わってどうする，という方向へ。

lionus：理学部で化学とか物理とかされていても，今は情報をやっていて，××情報学部とかに居る，ってケース結構ありますよね。
N先生：僕なんかもそのケースですけれども・・・（遠くを見るような目）中々ね，理学部で専攻した分野で就職するっていうのは難しいですからね・・・
lionus：分野が細分化されてますしね。マイナーな分野だと，誰か死ぬのを待つしかないとか（洒落にならない笑
N先生：そうなんですよね，国公立とかで講座制だったりするとね，特に。
lionus：こうなるともう，耐久レースとか。
N先生：うーん（笑）。文学部とかはどうなんでしょうか。もう，マスターに入ったらそのまま研究者志望という感じなんでしょうか。*1
lionus：文学部の院に入ること自体が世捨て人ですからね〜（修了後は）時々「行方不明」とか。
N先生：行方不明って（驚きつつ笑
lionus：そうなんです。行方不明（謎笑），まあ，どこに行ったか分からなくなるといっても，どこかで塾の先生とかして暮らしているんでしょうけど。
N先生：まあ，死なない限り生きているわけですからね。じゃあ，道で会ったりするかもしれませんね。
lionus：そうですね〜でも，もし見つけても石を投げないでください，って感じかも。
N先生：石を投げないでくださいって，あららら・・・（笑；絶句

以上，授業開始時間になったので会話終了。
とりあえずlionusが「行方不明」にならずに済んでいるのは，色々な意味で子どもの頃から使っていたPCのおかげなので，実家の祖父母と親には感謝しなくてはいけません。

*1:理学部は，マスター出て企業就職というスジがあるので，ドクターまで行ってはじめて研究者志望という考えがこの発言の前提にある。