lionusの日記(旧はてなダイアリー)

「lionusの日記」http://d.hatena.ne.jp/lionus/としてかつてはてなダイアリーにあった記事を移転したものです。

太陽との合。

先の衆院選に全国最年少の26歳で初当選し,「料亭に行きたい」など奔放発言で話題の自民党杉村太蔵氏,Blogのプロフィールを見たら1979年8月13日生まれの獅子太陽ではないですか。
チャートを観ると獅子太陽にオーブ0.19で木星が合,オーブ3度程度で金星も合です。
当選してからのあの,何者をも恐れない無茶苦茶発言は木星・金星のおかげかと納得しました。しかし,上記リンク先の説明によると,この木星・金星は太陽にコンバストされており,うまく働かないということです。獅子太陽のはしゃぎっぷりを拡大の木星,愛嬌の金星が増長させる形になったのかもしれません。
あまりのやんちゃっぷりに自民党のえらい人たちからお灸をすえられ,(フォロー目的の)異例の記者会見までありました。
杉村太蔵議員 党本部で会見 神妙な態度の受け答えに驚く

「国会議員としての自覚が足りないまま幼稚で無責任な発言を繰り返し、心からおわび申し上げます」と神妙な態度で受け答えして、集まったワイドショーのレポーターらを驚かせた。

えらい人たちからガツンとやられて(これはトランジット土星的)ヘコんでいる様子ではありますが,

借りてきた猫のような態度に「ありのままの姿でない」と厳しい質問が飛んだ。しばらく絶句した杉村氏は「私は幅広い人間です」

連休中に本を読み、自分を見つめ直したという杉村氏。しかし、読んだ本は「1冊」で、書名は「プライベートなこと」と明かさなかった。「しかられた生徒のようでかわいそうですね」と質問されると、「全然かわいそうではありません」ときっぱり。

本人は極めてseriousに答えているのかもしれませんが,この受け答えの様子は(TVで見ていても)さらなるギャグかと思いました。
この会見が政治家生命にとってプラスかマイナスかは分かりませんが,少なくともこの会見を見て苦笑はしても彼のことを嫌いになる人はいないのではないかと感じました。
言葉といえば,水星が重要ですが,これも獅子座です。しかし,太陽とはオーブ16.38で,サンビームという「太陽に照らされてその天体の意味が強調される」角度になるそうです(ここの説明より)。水星はもしかすると月とスクエアになる可能性はありますが,そうでなければノーアスペクトです。以上から考えると,自分(太陽)の言いたいことを言いまくってもすかっと後に残らない性質があるのかもしれません。
コンバスト・サンビームの働きの一例として,これから杉村氏を観察してみたいと思います。
もうひとつ,杉村氏のチャートで無視できないのは,太陽に対するトランスサタニアンのアスペクトの豊富さです。チャートを観る前に,小泉旋風という時流に乗って「たなぼた当選」したのだから,トランスサタニアンとルミナリーの絡みはあるだろうと予測したのですが,これまでとは思いませんでした。獅子太陽は海王星とトライン,冥王星セクスタイルで小三角を形成しています。また,天王星とはスクエアです(→だから悪目立ちするんだ)。
うーむ。
土星に代表される「自民党のえらい人」には,なかなか負けていない人なのではないでしょうか。
むしろトランジット土星がネイタル太陽に合になると,以上で述べた小三角の一角を強調し固める形になりますし,あと1〜2年後にはプログレス太陽と土星の合も形成されますから,一皮むけて案外活躍しはじめるのではないかと思ったりします。