lionusの日記(旧はてなダイアリー)

「lionusの日記」http://d.hatena.ne.jp/lionus/としてかつてはてなダイアリーにあった記事を移転したものです。

卒論の思ひ出。

今日陣取っていた「図書館地下階の端っこの隅っこのPC席」は,卒論の時にもよく利用していたエリアです。
その頃,統計分析は汎用ホスト上でバッチ処理していたので,卒論追い込みの時期にになると情センの(当時は)数少ないPC端末は奪い合いでした。図書館の主にOPAC用途に用いられる多機能端末(ワープロやインターネット接続はOK)では,なぜか汎用ホストに接続することはできないようになっていました。ところが,いろいろいじり倒した挙句,図書館の多機能端末から汎用ホスト上に統計処理のジョブを流すことに成功し,ずるいとは思いながらも,図書館の隅っこで当時はあまり使う人のいなかった多機能端末でこっそり卒論の統計処理をしていました。
情センは18時で閉まるのに対し,図書館は21時まででしたから,図書館の方が端末争奪戦にも巻き込まれず夜遅くまで使えるので重宝しました。
しかし,そんなlionusに天罰が下ったのか,18時閉館後情センからFDを手に図書館に移動する間にFDが逝ってしまわれるという困ったことが起こったりしました。数々の卒論用図表が消滅し,作り直しになりました。理由は分かりません。lionusはバリバリの静電気体質なので,寒い季節でもあり,それが災いしたのか・・・
さらに,当時はワープロ専用機(富士通OASYS)で文章を出力し,Excelで作成した図表をのりで貼り付けるという原始的な方法で卒論を作成していました。12月20日の締切に1週間程度余裕をもって,「えへへへへ,できたよ〜♪」と浮かれて,情センで卒論追い込みに必死の同級生に完成原稿をお披露目しようとすると,何と原稿が黒く変色しているではありませんか。
理由が分からず唖然とするlionusに対し,ふと横から,理学部のオタク氏が端末に向かう手を休め教えてくれました。

感熱紙に化学のりを使ったら化学変化で黒くなるんやで。
化学のりじゃなくてでんぷんのりなら大丈夫やで。ご飯粒でもええんやで。

まるで幼稚園児か小学生に説明するかのような懇切丁寧な説明は,卒論に疲れていた身には干天の慈雨のようでした。早速彼のアドバイス通りでんぷんのりを使った原稿を作り直しました。
オタク氏は見かけとっつきづらいけれど,話してみるとイイ人の場合が多い,と情センにおけるニアミス経験から学習したような気がします。