発達心理学(朝倉心理学講座3)
- 作者: 南徹弘
- 出版社/メーカー: 朝倉書店
- 発売日: 2007/05/01
- メディア: 単行本
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色々と忘れていることが多いな〜ピアジェの認知発達理論とかもうソラでは話ができないわ〜と思いつつ読みました。
へえと思ったのが,発達加速現象の話題で,日本女子は世界的に見て初潮年齢が最も早いらしいです。
p.187
日本女性の早熟傾向は,平均寿命の長さとともに生物学的に興味深いところがある。霊長類では最大寿命と性的成熟年齢には正の相関がある(木村,1982),いいかえれば大型霊長類は成熟が遅く,寿命が長い(Lewin,1999),発達加速現象の進行により,欧米の女性においてもはてはまるが,とりわけ日本女性は,寿命の伸びと初潮年齢の低下傾向がほぼ並行して生起していることになる。従来の霊長類の生物学的な枠組みからはずれようとしているとも考えられる。
あと,体が小さいのに初潮が始まってしまう→より身体的に未成熟な段階で性成熟をしているともみなせる,とも書かれてました。
なんでなんでしょうねえ。謎だ。
(追記)日本女性の初潮年齢が世界的に見て最も早い,というのは,比較対象が欧米先進国ということから,人種差なのかもしれない。中国韓国のデータが欲しいところ。