八幡神と神仏習合
- 作者: 逵日出典
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/08/17
- メディア: 新書
- 購入: 1人 クリック: 30回
- この商品を含むブログ (11件) を見る
でも、その「八幡」て何?と気になっていたところ、書架で見かけたので読んでみました。
八幡神社の源は、宇佐神宮であり、宇佐神宮のある大分県宇佐市=九州北部は大陸からの文化が直輸入された地域であり、新羅系の神*1と元々信仰されてきた土着の神祇信仰のハイブリットが発展して、結果八幡神が成立した、ということかな、と拝見しました。
本書では八幡神の成立とともに、古くから信仰されてきた日本の”神”信仰と仏教が入り混じっていく神仏習合の経緯についても歴史的に概観されていて、よく分からないながらもほおおおと面白く読めました。
それぞれの時代で、神仏は時の支配層の権威付けに使われてきたことがよく分かりました。