lionusの日記(旧はてなダイアリー)

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教職・情報機器の操作-教師のためのICTリテラシー入門-/よくわかる情報リテラシー (標準教科書)(足して二で割ったくらいのものが欲しいな。)

教職・情報機器の操作-教師のためのICTリテラシー入門-

教職・情報機器の操作-教師のためのICTリテラシー入門-

某研究会でご一緒している先生方が執筆された教科書です。
教員免許をとるためには「情報機器の操作」に関する科目が2単位必須なのですが,タイトルそのまま,当該科目の教科書として設計されたものです。

  1. 校務文書
  2. 成績処理
  3. 教材作成
  4. ビデオアルバム作成

という構成で,教職ど真ん中狙いでかつ扱われているスキルも結構突っ込んだものが見られます。
自分も教育学部でこの種の科目を担当していますが(教科書は指定されているので本書は使えませんが),もっと早く読んでいればよかったかもと思いました。今後の参考にさせていただきたいと思います。

よくわかる情報リテラシー (標準教科書)

よくわかる情報リテラシー (標準教科書)

  • 作者: 安齊公士,安間文彦,松下孝太郎,夜久竹夫,渡辺博芳,香山瑞恵,小泉力一,佐々木整,永田奈央美,西端律子,平田謙次,岡本敏雄
  • 出版社/メーカー: 技術評論社
  • 発売日: 2012/12/26
  • メディア: 大型本
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コンピュータの5大装置からデータマイニングまで,盛り沢山な「情報リテラシー」の教科書です。
高校の「情報」の教科書は実際に見たことはないのですが,高校の教科「情報」と大学初年度の「情報リテラシー」的科目をつなぐような一冊の印象です。
執筆されている先生方も学会の第一線で活躍されている方ばかりで,もちろん内容も盛り沢山だけれどそれぞれのポイントは簡潔確実に押さえているようにお見受けしました。
例えていえば,上等ホテルのランチバイキングのように,和洋中美味しいものを少しずつ,という感じかも。

さて,上はどちらも大学の「情報リテラシー」系科目の教科書ですが,1つ目の方は操作教育中心,2つ目は操作教育はほとんど含まず,事項中心です。
両方のいいとこどりをして1冊になったものがあればいいのになのになと思いました。