lionusの日記(旧はてなダイアリー)

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すべて僕に任せてください―東工大モーレツ天才助教授の悲劇(ある「少年」への恋文;愛の対極は憎しみではなくて。)

すべて僕に任せてください―東工大モーレツ天才助教授の悲劇

すべて僕に任せてください―東工大モーレツ天才助教授の悲劇

はしがきより:

p.4
この本は、革新的金融システムを生み出すために命を賭した「突き抜けたエンジニア」の半生を通じて、これまで知られることのなかった「20世紀エンジニア」と「理工系大学」の生態を紹介する目的で書かれたものである。

確かにエンジニアと理工系大学の生態が(どこまで本気にしてよいかは分かりませんが)、小気味のよい文章で綴られていて読みやすい本ですが、ところどころにひっそりとした暗い穴というかちくちく引っかかるところを秘めているように感じました。
早世した「突き抜けたエンジニア」への愛憎(憎しみというよりかはジェラシーかもしれない)入り混じった恋文と読みました。