コクヨの1分間プレゼンテーション/A4・1枚究極の企画書―伝わる!通る!夢が叶う!/大学生のための論理的に書き、プレゼンする技術/「優」をあげたくなる答案・レポートの作成術(プレゼンテーション授業の教科書と参考書+α。)
4月からの新年度の非常勤仕事で「プレゼンテーション」の授業を担当する予定です。コンピュータの授業のため、PowerPointを使うことになるのですが、単にパワポの使い方に終始するのではなく、プレゼンテーションの構成と実行についても扱うよう授業を設計しました。
個人課題とグループワーク課題の二本立てで評価をおこなうこととし、前者についてはPowerPointによるスライド作成と、1分間プレゼンの実行を課すことにしました。後者については、グループメンバーは教員が割り振りますが、グループワークで起こりがちなこととして、一生懸命やる(やらされる)人とさぼる人など、負担配分が偏り、グループ内に不満が生じることが考えられます。そのようなことへの対策として有効かどうかは分かりませんが、最初からグループワーク上の役割類型を提示してお互いに割り当てること、さらにメンバーそれぞれが役割をどのように果たしたかの記録まとめを「書記」役割が責任をもってグループワーク報告書として提出することを考えています。
グループワーク課題の評価は、作成したプレゼンスライドとプレゼンテーションの実践に加え、このグループワーク報告書にも基づいておこなうつもりです。つまり、グループワーク報告書から、メンバーそれぞれの「貢献」について判断し、グループワーク課題の評価を個人のそれに落とし込む際の重み付けとして参考にするということです*1。
さてさてどうなることやら。
「教科書」として指定したのは以下のテキストです。
ドリルでマスター!PowerPoint2010&プレゼンテーション
PowerPointの操作だけでなく、プレゼンテーションに関する一般的な事柄がまとめられているセクションがあるのが採用のポイントでした。
個人課題で課すPowerPointでのスライド作成課題はこの中から出す予定です。
- 作者: 下地寛也
- 出版社/メーカー: 中経出版
- 発売日: 2011/08/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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以前の記事でも言及しています。
他に以下の2冊も参考書として挙げています。
- 作者: 富田眞司
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2007/08/01
- メディア: 単行本
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なお、グループワーク報告書はA4・1枚(書式自由)で提出を指定するつもりです。
- 作者: 菊田千春,北林利治
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2006/02/01
- メディア: 単行本
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他に、この授業の参考書にはしていませんが、他の類書でイイ!と思ったものです。
- 作者: 櫻田大造
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2008/03/14
- メディア: 文庫
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書架で見かけパラパラとめくってみたところ「お願い文は書くな!」という旨の記述が目に入ってきて思わず読んでしまいました(笑)。
インプットインプットで高校まで過ごしてきて、レポートや記述式答案をほとんど書いたことのない大学新入生にはいい本だと思います。
*1:万一記述に誤りや欠落があると評価に影響する可能性があるので、「書記」は報告書の提出前にグループ内でチェックしてもらうようにする。また、報告書は「書記」から提出された後、クラス内に公開する。