lionusの日記(旧はてなダイアリー)

「lionusの日記」http://d.hatena.ne.jp/lionus/としてかつてはてなダイアリーにあった記事を移転したものです。

コクヨの1分間プレゼンテーション/プレゼンテーションzen/プレゼンテーションzenデザイン(プレゼン初心者向け1冊と中級者〜向け2冊。)

来年度「プレゼンテーション」の授業をコンピュータ関係で行う予定なので、プレゼンテーションに関する本をぼちぼち読んでいます。

コクヨの1分間プレゼンテーション

コクヨの1分間プレゼンテーション

コクヨ」と「1分間」という言葉が気になって手に取りました。
コクヨの社内研修がもとになっているようで、初心者にプレゼンスキルのツボが分かりやすく示されていると思いました。
すごくいいです。
すごくいいと思ったのは、やはり「1分間」というところです。
わずか1分間で自分の伝えたいことをプレゼンできるよう(言えるよう)になれば、その延長線上で30分のプレゼンもできるようになる、というトレーニングの発想は新鮮でした。
本書については、他に優れたレビューがありますので、そちらを参照いただければ幸いです。
ざっくりしたレビュー:
コクヨの1分間プレゼンテーション - 情報考学 Passion For The Future
詳しいレビュー(連続記事):
超オススメ!『コクヨの1分間プレゼンテーション』
「問いかけ」で「つかむ」!―『コクヨの1分間プレゼンテーション』
「一段深い結論」を言う。―『コクヨの1分間プレゼンテーション』
聴き手が「決める」お手伝いをする―『コクヨの1分間プレゼンテーション』
「理由」を言うためのテクニックいろいろ―『コクヨの1分間プレゼンテーション』
プレゼンテーションzen

プレゼンテーションzen

  • 作者: Garr Reynolds,ガー・レイノルズ,熊谷小百合
  • 出版社/メーカー: ピアソン桐原
  • 発売日: 2009/09/04
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • 購入: 51人 クリック: 927回
  • この商品を含むブログ (186件) を見る
プレゼンテーションzenデザイン

プレゼンテーションzenデザイン

この2冊はプレゼン本として近年の定番といえ、あちこちで言及されているので手に取ってみました。
一般的なノウハウに食傷一通り習熟してから読むべき本という印象を受けました。
ノウハウではなく、プレゼンはいかにあるべきか、という方向性の気づきを与えてくれる本です。
PowerPointによる死(Death by PowerPoint)」−PowerPointを使った、ひどくつまらなく、そして分かりにくいプレゼンテーションが世の中にあふれていることを嘆く言葉−が本書には出てくるのですが、別にPowerPoint=MSをけなすものではないと本書をちゃんと読むと分かります。PowerPointそのものには罪はなく、PowerPointプレースホルダに初期設定のまま漫然と要素を詰め込む私たちがプレゼンに「死」をもたらしているのです。
道具は使う側次第ということで。