lionusの日記(旧はてなダイアリー)

「lionusの日記」http://d.hatena.ne.jp/lionus/としてかつてはてなダイアリーにあった記事を移転したものです。

昨日同僚さんと話していて思いついたこと。

教員の「心の病」が止まらない【Benesse(ベネッセ)教育情報サイト】
この他にも「教員」&「精神疾患」でぐぐると同じようなことを伝えている多くのニュース記事やブログ記事などが出てきます。
ふと疑問に思ったのが,ほとんどの場合「うつ病などの精神疾患」のような記述に見えるように「精神疾患/心の病」すなわち「うつ病」ということを前提に,記事が書かれているように見えることです。
統合失調症」はどうなんでしょうか。
一般人口における統合失調症の発症率は0.7%くらいで,それは文化・社会的な差がほとんどないことから,統合失調症の生物学的基盤の存在の根拠となっています。
とすると,教員そのものは一般人口からやや異なった集団と仮定したとしても,ある一定の割合で統合失調症を発症する人がいるはずです。
まあ,「教員の精神疾患」の絶対数としては「うつ病」の方が「統合失調症」より圧倒的に多いはずですから,どうしても「うつ病」をほぼ前提とした書き方になるのは当然とは思うのですが,ちょっと気になりました。