図解 よくわかるデータマイニング (B&Tブックス)/数式を使わないデータマイニング入門 隠れた法則を発見する(データマイニングの入門書2冊。)
ずっと放りっぱなしのデータを分析しなおそうと妄想構想していますが,その前にもう一度データマイニングについて確認しなおそうと,OPACで検索して気になったもので借り出せるものを借り読みはじめました。
今日読んだのは以下2冊。
- 作者: 石井一夫
- 出版社/メーカー: 日刊工業新聞社
- 発売日: 2004/12
- メディア: 単行本
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すごい。
そのため,ひとつひとつについての記述は簡潔過ぎなのですが,(自分としてはある程度わきまえている分野の)統計解析についての章を読んでの印象からは,簡にして要を得ているのではないかと感じました。
データマイニングそのものではないが,データマイニング環境を整えるために使う,プログラミング言語についての記述がツボりました。
(初心者のためのプログラミング征服アドバイス・要約抜粋)
私はPerlとRubyはかじったこともないし,CとJavaは一口かじりかけたのみなので,何とも判断できませんが,情報科学分野ではない人(著者はバイオ系)から見た意見として,面白かったです。
数式を使わないデータマイニング入門 隠れた法則を発見する (光文社新書)
- 作者: 岡嶋裕史
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2006/05/17
- メディア: 新書
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ただ,一見とても分かりやすく,確かに分かったような気分になるけれども,本当に腑に落ちて使える知識になるかどうかはちょっと疑問な気もしたり。でも,新書としては丁度よい加減だと思いました。
最後から2つの章は,「第10章 データマイニングと情報管理」「第11章 監視社会とデータマイニング」と,データマイニングそのものではなく,情報マネジメントぽい話になってきて,どうも著者のご専門が色濃く出た話に飛んでいます。自分はこの方面にも興味があるので,ふむふむと思いながら読みましたが,データマイニングって何?と情報を求めて読む人は,読み飛ばしてしまう内容かもしれませんね。