lionusの日記(旧はてなダイアリー)

「lionusの日記」http://d.hatena.ne.jp/lionus/としてかつてはてなダイアリーにあった記事を移転したものです。

紙に書くのは(心の)敷居が高かった。

先日の通信制大学のスクーリングで,astah*というソフトをUMLモデリングツールとして使いました。製品版のastah* professionalにはマインドマップを描くツールが入っていたので,授業時にはマインドマップもこれで描きました。
ただし,astah* professionalは有償ゆえ*1,授業時の紹介では,もしフリーでマインドマップを描きたい場合はFreeMindがありますよと言われたので,スクーリングが終わってからちょっとPCに入れて使ってみました。*2
いいですねえ。
過去にマインドマップの本を読んでみて,やっぱり手で描かないといけないかしらと,ちょっと描いてみたことがありましたが,何だかピンとこずやめてしまいました。
今回FreeMindで再チャレンジしてみたら,ピンとこなかった理由が分かったような気がします。
紙に描く場合,失敗したら消したりするのが面倒だなという思いが敷居となり,自縄自縛になっていたのでしょうね。
書き直しが最小限になるであろうと思われる目途が立つまで,手が動かない。
自由に発想の枝を伸ばすツールであるためのマインドマップを使うはずが,かえって自分を押しとどめてしまうという逆効果。
PC上だと思いつくまま枝を伸ばしていっても後からいくらでも修正できますから,嬉しいです。
目下のラスボス仕事である某所のeラーニング教材作成に,とても役立っています。
構造化する必要があるモノを作成するのには,最適ですね。
最終的にはPowerPointで教材原稿を仕上げるのですが,PowerPoint上で各スライドに箇条書きをコツコツ打ちこんでいくよりも,やりやすいように感じています。
FreeMind上で骨格を作り上げ,その骨格をPowerPointの箇条書きに移し,肉(さらに細かい記述やナレーション原稿)をつけていく。
枝が長文だったりして正統的なマインドマップの作り方からは逸脱しているのですが,全体像を俯瞰しながら枝を伸ばしたり刈ったりできるのがキモチいいです。

*1:無料のastah*communityもあります。ただしマインドマップツールは無いらしいです。

*2:FreeMindは前から知っていたのですが,後述のようにマインドマップに関するモチベーションが低かったので使ったことがありませんでした。