lionusの日記(旧はてなダイアリー)

「lionusの日記」http://d.hatena.ne.jp/lionus/としてかつてはてなダイアリーにあった記事を移転したものです。

あまり画面は大きくしないで欲しいです。

eラーニングのための授業収録を初めて体験してきました。
twitterの方にちょっと書いているように,lionusがあらかじめ作成して先方に提出していた授業資料スライドに,lionusのしゃべりを重ねるのかと思っていたら,何と,着席してしゃべる姿を真正面から録画されてしまいました。
スタジオに入ったら,ニュースキャスターが座ってそうなセッティングのライトバリバリのブースがあり,む?とたじろいでいたら,やっぱりその通りで,話には知っていた原稿プロンプターを使ってカメラに向かい語りかける「授業」をしてきました。
プロンプターにしたがい「喋る」のは,容易いようで全然容易くないことがよく分かりました。
原稿を読み上げていると,滑舌が悪かったりかんでしまったりするし,あと読み間違いをしてしまうことが多々ありました。
ある程度の分量の原稿を,スムーズに読み上げることというのは,実に難しいことであると実感しました。
普段,ニュースを見て「この人下手だなあ」とかTVの前で勝手に駄目出ししたりしていますが,やっぱりプロは違いますね。
1回分の授業収録に,大体3時間かかりました。
スライド1枚分ずつ,原稿読み上げ授業を収録していったのですが,途中で読み失敗したり,滑舌が悪かったりして聞きづらい箇所が1つでもあると,その部分は最初から収録しなおしです。撮る方も撮られる方も大変な仕事ですね。
撮られた自分の映像は,実は見ていないのですが,プロンプター上の文字列を目で追いながら喋る様は,観る側からすると目が泳いでいて不自然な表情なんだろうなあと思います。
eラーニングの授業資料にする際は,画面はかなり縮小するらしいので,細かい表情は目立たないかもしれないですけれど,それでもやっぱり後で自分が見たら「ぎゃあああああ」と言いたくなるような恥ずかしい感じだと思います(断言)。*1仕方ないですが・・・
容姿・表情だけでなく,「ぎゃああああ」ポイントは,もうひとつあります。
それは語りそのものです。
以前の日記でも書いたような気がするのですが,lionusは標準語に広島弁が混じっている上に,関西に長く居るため不完全な関西アクセントも混じってしまっています。したがって,聞く人が聞けば非常に不思議なアクセントで喋る状態になってしまっています。
自分でも3つがごっちゃになってしまうのは分かっていて,「うわ,今ものすごく気持ち悪い(すわりの悪い)調子で喋ったぞ」と内心思うことが日々絶えません。
本日の収録でも痛感しました。
着席で喋る映像は見ませんでしたが,口頭で説明しながら行うPC上の操作説明の映像はちょっとだけ見せてもらいました。
画面はPCの画面そのものが撮られているので,どうということはありませんが,喋りが・・・声そのものとか,喋る調子は,まあ人に不快感を与えるようなものではないと思うのですが,アクセントが摩訶不思議な多国籍料理状態でした。
lionusは講師ですがアナウンサーではないので,日本語として聞き取られるのに問題がなければ駄目出しはされませんが,いやはやこれは個性的だなあと苦笑しました。

*1:自分を実態よりもよく思う・思いたい傾向,いわゆるpositive illusionからは脱却できないのです〜人間だから