遊泳禁止。
2007年7月2日の日記で,大阪から日本三景宮島までの経路をGoogleトランジットで検索すると,最後の最後でトホホなことになると書きました。
某所の授業で,この「トホホなこと=2km近くある海を約37分歩く」の罠に引っかかるかどうか,悪戯心を内に秘めながら次のような課題(検索結果はイロイロなスキルを使ってWord文章にまとめる)を出してみました。
宮島経路検索
・テーマ:自宅最寄り駅から広島の宮島・厳島神社までの経路検索
※経路には,乗る電車の時間帯なども含めること
・条件:
・広島駅ビルで広島焼きを昼食に食べるため,広島駅には昼食にちょうどよい時間帯に到着する
・午後は広島駅を出発して日本三景のひとつ,宮島の厳島神社などの観光に向かう
いやいや,久々に面白かったですね。
Googleさんが示した,海を歩いて渡るということの「異常さ」に気付く人とそうでない人がいるのがまず第一。
そして,その「異常さ」に対する反応も人それぞれ。
学生さん1:海やねんけど・・・
学生さん2:いやいや,宮島はな,潮が引いたら歩いて渡れるねん。潮が引いたところを,高下駄はいて渡れるねん。
いやいやいやいや。
確かに引き潮の時はですね,厳島神社の大鳥居のあたりなら,歩いて近づくことはできますが,本土(宮島口)から宮島までの間の海は引き潮でも水は引かないので,絶対に歩いて渡れません!
学生さん3:海を歩いて渡るんか?
学生さん4:モーゼやんけ(笑
なぜ「モーゼ」かといいますと,「十戒」という映画に,海が割れる有名なスペクタクルシーンがあるのです。大昔の映画なのにそれを知っているとはさすがミッション系の大学?!
まあ,大半の場合,これはどうもおかしいと思うようなので,途中で「常識的に考えて下さいね・・・Googleマップ検索だけでなく普通の(GoogleやYahooの)検索で「宮島 観光」とか調べてみてくださいね・・・」とヒントを出すと,宮島に渡るには「歩く」のはまず不可能で,フェリーを使うことに気付いてくれました。
よしよし,と思ってひと安心していたのですが・・・その後提出されたファイルを見ていたら・・・
ちゅどーん(爆
これは,ジョークなのか,それとも本気なのか・・・
文学部恐るべしです。*1 *2