lionusの日記(旧はてなダイアリー)

「lionusの日記」http://d.hatena.ne.jp/lionus/としてかつてはてなダイアリーにあった記事を移転したものです。

キミらがバイオハザードなんだってば。

繁華街、目立つ中高生=「自宅待機」徹底されず−一斉休校の生徒ら・大阪、兵庫
高校生を中心に感染が拡がっている新型インフルエンザのこれ以上の蔓延を防ぐために,休校措置がとられたところ,学校が休みになった中高生が繁華街に遊びに行くという矛盾が起こっております。
こういう事態は発生必至だろうなと思わせられる事柄に,臨時休講が発せられた直後の某非常勤先の大学でまさに出会ったところでした。
昨日月曜の1限に某非常勤先の大学に出講予定でしたので,日曜深夜まで「新型インフルエンザのため臨時休講」の報が入るのではないかと待機していましたが(大学ホームページを見る等),何もなかったので,普段通り月曜早朝に出講しました。
当大学に出講した朝1限には,何もアナウンスはなかったので,そのまま1限の授業をとりおこないました。
続く2限にも同じPC教室で別の授業を担当しているのですが,2限が始まるころに,学内が騒然としはじめ,lionusの担当する2限の科目を履修している学生さんの一人が,lionusに「2限から休講って掲示板に出ているんですけど・・・」と話しかけてこられました。lionusは「聞いてないですけど?」と答えた直後に,構内放送で「本日2限から24日まで臨時休講,自宅待機で自習すること」とアナウンスが流れ始めました。
何が何だか分からないのですが,先ほど声をかけてくれた学生さんが「課題とか,出ないですか?」と聞いてこられたので,とっさに「ここに向かってくる途中に臨時休講を携帯とかで友達から聞いたら,途中で引き返すと思うので,その人に伝える術がないから,課題とかはとりあえず出せないですね・・・」と答えるしかありませんでした。
臨時休講となれば,とっとと帰るしかないなあと思っていたら,lionusが2限の授業をおこなうはずであったPC教室にわらわらと(lionusの授業の受講生でない)学生さんが入ってきてPCを使い始めました。
急に空き時間になったので,何かの用事(他の科目の課題印刷とか,また別のこと,もしかすると単なるおしゃべりしながらのネットサーフィン?)をしにきた様子です。
そもそも,新型インフル蔓延の主役である10代の人間が大勢集まることを防ぐための臨時休講なのに,このまま閉鎖的環境のPC教室に居座られることは,感染拡大の観点から,全く逆効果です。
したがって,教師用マイクで

  • そもそも,感染拡大防止のためだから,とっとと帰宅して自宅待機すること!
  • 早く皆さんに家に帰ってもらうことが必要だから,しばらくすると教室閉まるかも!

なんてことを言ってみたのですが,どうも響いたという手応えがありません(しばらく経っても誰も出ていかない)。
lionusにとっては臨時休講=お仕事お休み,を意味するので,これ以上教室に居る個人的意味もないので,2限開始時間から20分程度過ごしてみた後は,そのまま出勤簿に捺印して(1限はちゃんと仕事をしましたからね),速やかに帰宅しました。
さて,最初に引用した記事を読んで,プチ切れました。

大阪市立中学3年の女子生徒(14)は「地元でも外出している友達をよく見掛ける。家でおとなしくしている子は少ない」と話す。体調不良で欠席している同学年の生徒が20人以上いるというが、「手洗い、うがいをすれば大丈夫だと思う。感染したら自業自得という感じ」と笑った。(太字はlionusによる)

だから,キミが感染するかどうかというよりは,新型インフルエンザのウイルス感染の中心となっている10代の人間を封じ込めて,新型インフルエンザに万一かかったら危ない群(持病がある人,妊娠している人)を守るためもあるんだってば!,と言いたくなりました。
中高生でこの有り様ですから,大学生も同様でしょう。このような”ゆるゆるだらだらな有り様”については,新型インフルエンザは「弱毒性」と言われているせいもあるのではないかと思いますが,マジ迷惑な(あるいはアホらしい)話であります。
マスコミ様におかれましては,自分がかかったらヤヴァイとかいうより,かかったら生命まで危ない人たちを守るためという「思いやり」の観点を提供・強調していただきたく存じます。