脇役も豪華。

トップセールス
NHKの土曜9時ドラマです。この枠は，以前も「フルスイング」や「ジャッジ」など，ドラマがさほど好きでないlionusでも続けて観てしまう，lionus的にツボなドラマがあったのですが，現在放送中の「トップセールス」もなかなか面白く観ています。おかげでこの春は土曜9時にはTVの前に釘付けです（笑
当初は，あまり期待していませんでした。車のセールスという男社会に飛び込んでいった女性を描くってとこかしらん，ふ〜んと思いつつ，1回目を観たのですが，回を重ねるごとに引き込まれていってしまいました。
ヒロインの槙野久子を演ずる夏川結衣さんをはじめとする，出演俳優さんが皆いい演技というか味を出されているのにしびれました。
何気に，脇役陣が豪華なのがとってもしびれます。
一番衝撃的だったのは，第4話で酒屋の親父さんとして津嘉山正種さんが出演されていたことでした。コンビニの進出という時代の流れに飲み込まれるかもしれない，昔ながらの酒屋の店主という立場だったのですが，白髪混じりの髪は伸び放題＋不精髭という，むさい頑固親父系のいでたちだったので，全然津嘉山さんだと気が付きませんでした（大汗）。某掲示板のログを見てはじめてそのむさい親父が低音美声ダンディーの津嘉山さんだと気が付いた次第であります。・・・つくづく，人間の顔の認知が下手であることを痛感するわけではありますが・・・
他にも，売上のプレッシャーで追い詰められ自殺するセールスマンの母親役として浅茅陽子さんとか，ヒロインの父の愛人（現在の妻？）役で秋野暢子さんが出てきたりするのに，いちいち驚いているlionusであります。
先日の第5話では，ヒロインの久子がセールスの師匠として慕う岡野所長（蟹江敬三さん）との死別，および実の父（石橋蓮司さん）との再会と別れが扱われていました。
いやはや不覚にもlionus号泣してしまいました。第3話で自殺したセールスマン阿部君の時も泣けましたが，今回は特別でした。
特に，久子が師匠とも父とも慕う岡野所長の死は堪えましたね。
それだけに，次回第6話からのヒロイン久子の動きにますます注目です。