lionusの日記(旧はてなダイアリー)

「lionusの日記」http://d.hatena.ne.jp/lionus/としてかつてはてなダイアリーにあった記事を移転したものです。

大学をサバイバルしてね。

今日は某非常勤先での授業が2コマありました。
1つは3年生以上が対象の選択科目,もう1つは1年生対象の必修科目です。
3限に後者の授業を終え,後始末をして帰ろうとしていたところ,ひとりの女子学生さんがPC教室に息切らせながら入ってきて,着席するなり,「り,臨床心理の,えっと授業は今からここですよね」と言うのです。
lionusが担当している授業は「臨床心理(学)」ではないので,「え?今からここで臨床心理の授業があるの?」と,てっきり「臨床心理」と科目名につく授業でPCを使うため,次の時間だけ教室変更があり入ってきた学生さんかと思い込み返事をしました。
しかし,彼女は「え?で,でもlionus先生ですよね,lionus先生の授業なんですけど」と答えます。
この後やりとりして分かったのは,13時開始の授業なのに,開始時間を大幅に勘違いして14時40分過ぎに来てしまったということでした。
何とも豪快な勘違いです。
ちなみに,彼女の言う「臨床心理」とは学科名の名前でした。
外見はきれいめカジュアル系のなかなか可愛らしい女の子で,やりとりも怪しいところはありません。素直な感じの学生さんでしたが,入学直後の大学生活の盛り沢山さに参ってしまっている様子にみえました。
確かに,高校の時は朝学校に行ってきっちり組まれた時間割にしたがって学校生活を送ればよかったのが,大学では毎日の授業コマ数も,開始時間もまちまちで,授業の部屋もそれぞれ違うため,決して広くはないけれど作りは複雑なキャンパス内を彷徨する毎日に,4月下旬にきて限界が来ていたのかもしれません。
今回は動画教材を用意していたので,動画教材の使い方を説明して,「この授業は課題をやることが重要なので,今回は出席し損ねたけれど,後から頑張って課題をやって出したらそれはちゃんと評価するから」と伝えました。出来ればもう少し相手をしてあげたかったのですが,この後アポイントメントが入っていたので,先に失礼しました。
どんな世界でも,生き抜くのはそれなりに大変ですね。今後の彼女の健闘を祈ります。