lionusの日記(旧はてなダイアリー)

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一発検索。

雑誌記事索引でキーワードを入れ入力したら,一発クリーンヒット。
日本統計協会が発行している雑誌「統計」の2005年5月号。「統計リテラシイ」の特集です。

  • 統計リテラシイ(井出満)p2-7:「統計リテラシイ」とは何か概説。
  • 社会科学と統計リテラシイ(井上俊一)p8-14 :社会科学における統計リテラシイの必要性を考察。
  • 統計教育と統計リテラシイ(美添泰人)p15-20:内容はタイトルそのまま。この先生は,「トリビアの泉」で調査をする時に,「統計に詳しい先生」として出演されていますね。アメリカの統計教育についても言及。
  • メディアと統計リテラシイ(渡辺美智子)p21-25:メディア報道の発信側と受け手側の双方に統計リテラシイが求められることについて論及。
  • 国際協力と統計リテラシイ(大友篤)p26-32:発展途上国における国際協力における統計リテラシイの問題事例について。lionus的にはあまり関係ない内容ですが,統計整備は国の発展の基礎だと思いました。

キーワードを変えて調べて見ると,「教育と情報」という雑誌の1982年9月号で「統計教育の進め方」と題する特集があり,各教科教育と統計教育の事例記事が複数あるようです。
80年代の話だから,どうかとは思うけど後でチェックしてみよう。
(追記)

  • 小学校・中学校での統計教育に対する提言(宇喜田義昌)p2-8:「学校教育の各教科の総合化を計る共通教育として統計教育が取り上げられるべきでないかと思う。(中略)統計教育は(図表2)に示すように各教科の教育に入りこんでいるので,総合教育の役割を果たすことができる。」20年以上前からこういう考えがあるのですね。

雑誌「統計」の1982年7月号(テーマ・統計教育の視点)には

  • 全国統計教育研究協議会の歩み(朝倉隆太郎)
  • 統計の教育―マイコン時代と統計教育(三猪信邦)

という記事があります。マイコンとは懐かしい言葉です。
雑誌「統計数理」1992年2号は「ソフトウェアを用いた統計教育のための基礎研究」の特集号みたいです。基礎研究,だからシステム開発系のお話かもしれないけれども。
PCが普及し始めた1990年代からは,「パーソナルコンピュータ」や「統計教育用ソフト」との関連で論及しているような記事が増えてきますが,今日は時間がないのでここまで。